5月17日

5月17日   礼拝メモ       (T・O)
  マタイ4章1節、他   (説教) 朝比奈悦也師
 「聖霊とイエス・キリスト」
         
  イエス様は十字架に架かられた後、3日目に甦り、40日間に亘って人々の間に復活のからだをもって現れ、その事実を示された。天に帰られるとき、弟子達にやがて聖霊が降り、力が与えられて全世界に福音を宣べ伝えるようになると語られた。弟子達はそれを信じてエルサレムで祈り待ち望んでいたが、復活後50日目に約束の聖霊が降ったことが記されている。聖霊とは神様のことであるが、どのようなお方であるかを聖書は様々な角度から教えている。ペンテコステ(聖霊が降臨し、教会ができたことを記念する日)を来聖日に控え、今朝と来聖日で聖霊について(聖霊とイエス・キリスト、聖霊と教会)2回学ぶ。今回はイエス様の生涯を3つに分けて聖霊とイエス様の関わりを見る。


一、イエス様の誕生(処女マリヤからの誕生)
  処女降誕は人間の理性では説明のつかない不思議な出来事であるが、宇宙や自然界も人間では説明できない神秘さや法則のもとに存在する。キリストの誕生は聖霊によったと聖書は語る(マタイ1・8)。聖霊は誕生において様々働かれてきた。宇宙の誕生のときにも人間の創造においても聖霊が働かれたと創世記に記されている。また聖書も聖霊の働き霊感によった(Ⅱテモ3・16)。来週学ぶ教会の誕生も然り。クリスチャンの誕生においても働かれる(Ⅰコリ12 ・3)。


二、イエス様の成長と整えの期間
  ①知恵に満ちたイエス様の少年時代(ルカ2・47~)

  ②洗礼を受けられたとき(ルカ3・22)

  ③荒野で悪魔の誘惑を受けられたとき(マタイ4・1)

  それぞれに聖霊が働いておられたことが記されている。特に誘惑に勝たれたイエス様の記事は、私たち信仰者に

  とっても誘惑に勝つために聖霊が働いて私たちを助け導き、勝たせてくださることを教えている。


三、イエス様の公生涯
  ①力強い働きの根底には聖霊の働きがあった(ルカ4・1415)。

  ②激しい伝道の日々を聖霊による喜びをもって労された(ルカ10・21)。

  ③語るべきことは聖霊が教えてくださると弟子達に教えられた(ルカ12・12)。


 聖霊は信じる私たちひとりひとりの心の中に与えられ、存在している。最も信頼すべき聖霊に、真実に耳を傾け、従おう。聖霊に導かれて進み(ガラ5・25)、聖霊を悲しませず(エペ4・30)、御霊を消すことなく(Ⅰテサ5・19)、尊い聖霊なる神様を大切にしていきたい。特に尼崎特伝を前にしているお互い、聖霊の声に聞き従って歩ませていただこう。