5月24日 礼拝メモ (T・O)
使徒2章4節、他 (説教) 朝比奈悦也師
「聖霊と教会」
本日ペンテコステの記念日、主を信じる人々に聖霊が注がれ、力強い宣教の働きが開始され、教会が誕生したことを祝う日である。先週は聖霊とイエス・キリストについて学んだが、今日は聖霊と教会について学ぶ。
一、教会の誕生
キリストの十字架は弟子達に大きな挫折をもたらした。彼らは主を裏切り、見捨てて逃げ、十字架につけたユダヤ人達を恐れて隠れていた。甦られたキリストは弟子達を責めることなく彼らの弱さを深く思いやり、40日間にわたって彼らの間に現れ、教え、天に帰られる時、聖霊が与えられることを約束された(使1・8)。10日後にその約束が実現し(使2・1~4)、 聖霊によって彼らは全く変えられた。ユダヤ人達を恐れることなく大胆に、無学だった彼らが他国の言葉を話しだし、力強く伝道を開始した。こうして教会が誕生し、教会の基礎が築かれていった。聖霊は力を与え強めるお方。聖霊は私たちの必要とするところに力を与えてくださるお方である。
二、教会の拡大発展
教会は世界大に拡大発展したが、その要所要所で聖霊が働き、聖霊に導かれ、従った人々を通して実現していった。
①聖霊は伝道の働きのために個人的に促しを与える(使8・29、10・19~20)。
②ユダヤ人伝道から異邦人伝道へと門戸が開かれた(使11・12)。
③パウロの伝道旅行の開始(使13・12)。
④異邦人の割礼の問題やユダヤ人の習慣の問題についてエルサレム会議が開かれ、聖霊の導きの下に取り決め
がなされた(使15・25~28)。
⑤パウロの第二次伝道旅行でヨーロッパに福音が広がった(使16・67)。
私達の人生において選択や判断が求められるとき最も必要なのが 聖霊の導きである。
三、教会の組織化
教会の発展を支える教会内部の組織化のためにも 聖霊は働かれる。
①信仰者としての品性の御霊の実を結ばせる(ガラ5・22~23)。
②整えられた者を相応しい役割に任ずる(使20・28)。
③与えられた役割を果たすための賜物をも与える(Ⅰコリ12・4、8、10)。
④組織にとって最も大切な一致を与える(エペ4・34)。
教会にとって聖霊はなくてはならない存在であることを以上三つの点から学んだ。伝法教会に於いても聖霊の導きがあって今日に至ることができた。私達の生涯においても聖霊が土台であり人生を導くお方であることを確かに捉え、聖霊に従って歩み続けよう。