8月2日:礼拝メッセージ

8月2日   礼拝メモ       (T・O)
  マルコ2章1~12節  (説教) 朝比奈悦也師
 「信仰の必要性」
      
  ここには、中風の病人が4人の人にイエス様のもとに連れて来られ、癒された記事が記されている。イエス様は多くの病人を癒されたが、その時、その人の信仰を確認して癒された。しかしここでは、病人を担いできた彼らの信仰を見て癒されたとある。病人本人の信仰のみならず、信仰を持っている他の人を通してもイエス様が御業をなしてくださるという信仰の幸いを見ることができる。今日はイエス様を信じる信仰は3つの姿勢を取らせるものであり、その信仰がいかに素晴らしく、また必要なものであるかを学ぶ。


一、しようとする姿勢
  4人は、中風の人の苦しみや大変さを見、イエス様ならきっと直してくれるとの信仰と希望をもって、彼をイエス様のところに連れて行こうとした。イエス様を信じる信仰は、私たちの心に気力、意欲を与える。それは嫌々渋々な姿勢ではなく、前向き積極的な姿勢をとって実行する。前向きな姿勢はどの分野にも必要。信仰はこの前向きな姿勢をもたらす。


二、何とかしようとする姿勢
  4人は病人をイエス様の居られるすぐ近くまで連れてきたが、余りの人の多さでイエス様に見てもらうのは無理な状況に直面した。しかし彼らは諦めず、何とかしようとやり続けた。イエス様が弟子達に祈りを教えられたとき、求めなさい、探しなさい、たたきなさいと語られた。それは求め続けなさい、探し続けなさい、たたき続けなさい、との意味の原語 が使われている。困難に直面するとき私たちはやめる方に向かいやすいが、聖書の教える信仰は、その中で何とかしようとしてやり続ける大切さを教える。


三、何とかしてやり抜く姿勢
  4人は屋根の上に登り、屋根に穴を開け、イエス様の前に病人を吊り降ろした。最後まで諦めずにやり続け、やり抜いた時、イエス様に中風の人が癒されるのを見た。そこにいた人々もそれを見、神を崇めた。彼らが中風の人に対して何とかしてやり抜く姿勢を貫いたので、大きな喜びと感謝を経験できた。


  聖書の教える信仰は、私たちが厳しい現実の中を生きていく上で必要な3つの姿勢をもたらすことを学んだ。ぜひこの信仰に生き始めよう。既にこの信仰に生きている人は更にこの信仰の姿勢を確立するために集会に集い、聖書を学び、祈り続けよう。そのとき、心から納得できる人生を、感謝が溢れる人生を全うできる。このような人生をひとりひとりが送られるように。