5月8日 礼拝メモ (T・O)
マタイ16章18節 (説教) 朝比奈悦也師
「教会のダイナミズム」
教会創立104周年記念礼拝を迎えた。神様が与えてくださった私たちの教会が長きにわたって守られ、導かれてくることができた。神様の恵みに感謝するとともに、頂戴した恵みに対して応答することが私たちの使命でもある。この使命を果たすために、教会とはどのようなものかを理解しなければならない。18節を見ると、教会とは、神(わたし)と人(ペテロ)と教会の3つの要素が結びついて働きがなされるものであるということが示されている。今日はこの教会には3つのダイナミズム(生き生きとした活動がなされる仕組み)があるということを学ぶ。
一、「教会に」というダイナミズム
神様は人を救い、教会に迎え入れ、教会という組織を形成する。今日までの教会歴史を見るとき、いかに様々な迫害や困難な中を通過してきたことか。 しかしこのダイナミズムによって教会は力強く存在し続けてきた。
二、「教会で」というダイナミズム
救われ、教会に迎え入れられたクリスチャンは、迎え入れられた教会で教育され、訓練され、育て上げられる。その育て上げられたクリスチャンは、必要とされるそれぞれのところで用いられる。
三、「教会を」というダイナミズム
育て上げられた信徒を用いて教会を建て、より強固に、より大きな教会として育て上げる。そしてその教会を用いて新たな教会を生み出していく。
これら3つのダイナミズムがバランス良く機能していくとき、教会が誕生し、成長し、健全な教会として存続し続けることができる。この年も私たちの教会がそのような教会として3つのダイナミズムを実践していきたい。迎える東大阪特伝はまさに実践場所である。教会に連なる魂が興されるように、先に救われ育てられた私たちがそれぞれ必要とされるところで用いていただき、皆でこの教会を守り、建て上げていきたい。本日、創立記念日を迎えるにあたり、私たちに与えられている神様からの大切なこの使命を覚えていきたい。