2月19日(日):礼拝メッセージ

2月19日  礼拝メモ          (T・O)
ルカ15章11~24節    (説教) 朝比奈悦也師
「信仰による人生の変革」

 

 キリストを信じる信仰は、私たちの人生を大きく変えるものであり、すべての人が必要としている価値あるものである。その信仰について学び、キリストを信じる信仰の素晴らしさ、その価値をとらえたい。

 

一、人生の方向転換を与える信仰
 最初、弟息子は金を求めて父親のもとに行き、金を手にした後は父の監視の目を逃れるように遠く離れて自由気ままに生きた。自由を願い求める姿は現在人の姿でもある。しかし彼は自由に好きなように生きることによって一時の喜びや満足は得られたものの、心からの喜びや満足は得られなかった。そしてやがてどん底の人生に陥ってはじめて、父のもとにある幸いに気づかされた。ここから父に心を向け、父のもとに帰り、主を求めて生きる人生が始まった。これがキリストを信じる信仰のスタートである。

 

二、人生の刷新をもたらす信仰
 彼が父のもとに帰ったとき、父の深い愛に触れた。父は息子を理解し、同情し、彼のしたすべてを赦し、心から喜んで迎え入れた。ボロボロになって帰って来た息子はどんなに癒やされたことか。父は更に彼のために必要な一切を、しかも最高のものを用意し、与えた。神様は私たちに必要なあらゆるものを与え満たす方である。この父の愛に触れることによって、父との愛の交わりに生きることが始まった。一方で兄息子は父と生活しながら愛の交わりに生きることができず、弟を批判し、赦せず、父さえも責めた。弟息子のように主の愛に捕らえられ、主を愛し、主の愛に生きる生活を送らせていただきたい。

 

三、人生の謳歌をもたらす信仰
 弟息子は欲に仕え、罪に仕えた結果、刈り取ったものは渇き、迷い、孤独、喪失、不安、心配、恐れ、行き詰まりであった。しかし父のもとに方向転換をしたときから人生が変わった。父親を愛し、父に喜んで仕えることのできる者と変えられた。そこで味わったのは、心からの喜び、潤い、確信、平安、希望であった。パウロも信仰の故に、患難さえも喜ぶ、 すべてが恵みだと告白している。彼もキリストを信じ、主に仕えていく中で、どんなに厳しい現実問題の中にあっても歩むべき道を教えられ、困難に打ち勝つ力が与えられてきたからこそ、そう言い得た。やがて私たちは死を迎えるが、その先には永遠のいのちが備えられているので、感謝と希望をもって進んで行くことができる。まさに人生の謳歌である。

 

 何にも代えがたい信仰が与えられていることを感謝しつつ、最後までこの信仰の道を進ませていただこう。