3月19日(日):礼拝メッセージ

3月19日  礼拝メモ          (T・O)

詩篇119篇145~160節   (説教) 朝比奈悦也師
「祈りによる力ある生活」

 

 祈りは私たちに力を与える。イエス様は屡々祈られ、力を得て地上生涯を全うされた。初代教会の弟子達も厳しい中を祈りをもって通過した。今日までの多くの聖徒達も祈りによって力づけられ導かれてきた。私達にとっても、どうしても必要な力をもたらすものが祈りである、ということを3つの点から学ぶ。

 

一、現状を直視し、正確にとらえさせる力を与える
 神様を信頼し、心のよりどころを見いだして祈るとき、心に落ち着きとゆとりをもたらし、冷静に現実を見ることができ正確に物事を把握できる。それがなければ動揺、混乱、焦りをもたらす。145節146節で作者は危機が迫っているときに心を尽くして祈った、とある。自分の力ではどうにもならないこと、助けが必要であることを把握し、祈り求めた。ダビデは誰も立ち向かえないゴリアテと戦うとき、武具で身を固めることを周囲から勧められたが、彼は神を信頼して祈り、神の支えと力を得て使い慣れた石投げと小石でゴリアテを倒した。祈りに優る力はない。祈りは現実を直視させ正確にとらえさせる。

 

二、現状に取り組む力を与える
 現状を正しくとらえるだけではなく、その中で何をしなければならないかを分からせ、取り組む力をもたらす。149節の「私を生かしてください」は、自らの置かれている境遇の中で神様の御心に沿ってしなければならない務めを果たさせてください、との祈りの言葉である。取り組む力を祈り求めるとき、神様は必要な力を与えてくださる。ダビデはゴリアテに向かって迅速に石投げの石が届くところまで走り寄り、石の命中すべきところを見抜き、正確に石を投げた。万軍の主の名によって戦う者の姿がここにある。神様の前に祈ることにより、果たすべき事を迅速に果たせる者としていただきたい。

 

三、現状を打破し、現状に勝利をもたらす力
 151節は神様によって勝利を得ることができることを表している。152節では昔から祈りによる勝利が証しされていると語り、156節で小さな者に神の大いなる憐れみを賜ることによって勝利を得させてくださると語っている。そして152節と160節に「とこしえ」とあるが、勝利は一時的なものではなく、永遠に至る勝利の中を私達は歩むことができると語られている。祈りは私達に永遠に至る勝利をもたらす。

 

 現実に働く祈りの力を学んだ。この大切な祈りを失ってはならない。目を覚まし絶えず祈り続けよう。