5月14日(日):礼拝メッセージ

 5月14日  礼拝メモ          (T・O)
  黙示録2章10節     (説教) 朝比奈悦也師
 「創立一〇五周年を迎えて」

 

 今年で教会創立百五周年を迎えた。教会の土台は信仰以外の何ものでもない。信仰によって教会を生み出し、信仰によって教会を維持し、支え、建て上げていく。伝法教会は、初代のクリブ先生はじめ朝比奈協先生、朝比奈寛先生方の信仰による教会の働きが果たされて、今日を迎えることができている。歴史ある伝法教会の働きがこれからも維持継続されて、更にこの教会が建て上げられていくために、今、神様は私たちにその大切な責任と使命を委ねていてくださる。今朝は、そのための私たちのあるべき信仰について3つのことを学ぶ。


一、忠実な信仰
 聖書の教える信仰は忠実であること。忠実とは、心を込めてよく勤めること。祈りに対し、集会出席に対し、奉仕に対し、献金に対して、それぞれ心を込めて大切に果たす者でありたい。こうして教会は心を込めた信仰によって建て上がって行く。しかしこの心が忘れられた形だけの働きでは教会はだめになる。真実な心、心をこめた信仰者でありたい。


二、忠実であり続ける信仰
 この2節の「忠実でありなさい」というおことばのギリシャ語原語には、「忠実であり続けなさい」という継続的な意味がある。私たちは屡々厳しい現実に直面することがあるが、そのような中で忠実であり続けることは決してたやすいことではない。しかし困難な中にあって神様を見あげ、真剣に求め続け、心を込めてなすべき事を継続させていただくとき、神様は知恵を与え、道を開き、御業を進めてくださる。事実、伝道の困難な時代にあって、また子どもがCSに来なくなっていると言われる中で、神様は色々な知恵を与え、導きを与えてくださって、新しい働きが続けられている。


三、死に至るまで忠実であり続ける信仰
 イエス様は死に至るまで忠実であってくださった。その後イエス様から福音を託された弟子達も、またこの教会に遣わされて労してくださった代々の先生方も、そして伝法教会で信仰に導かれた先達方も皆そうであった。こうして今日の伝法教会がある。今ここに導かれている私たちも、この忠実な信仰に生き、地上生涯の最後の時を迎える時までそうあり続けることを神様は願っていてくださる。


 神様の恵みと助けを頂戴して、死に至るまで忠実な信仰を持って進むひとりひとりであらせていただこう。