6月18日(日):礼拝メッセージ

 6月18日  礼拝メモ          (T・O)
  出エジプト14章      (説教) 朝比奈悦也師
「主による三つの導き」

 

 出エジプト記は、紀元前1450年頃にイスラエル民族が400年に亘る奴隷生活から救い出され、約束の地カナンに導かれたことが記されている書である。この14章には、いったんエジプトを出ることを許したパロ王が心変わりし、大軍勢を率いてイスラエルの民を連れ戻すために追撃したため、イスラエルの民は後ろはエジプト軍、前には紅海が迫り、どうすることもできない絶体絶命の窮地に陥ったが、その中で神の奇跡的な救いの業によって救われたことが記されている。イエス様によって罪から救い出された私たちであるが、人生の諸問題に対しても救いを必要とする者である。救いは3つの要素から成り立っていて、この3つが実現するときに救いはもたらされる。その3つの要素を学ぶ。

 

一、主による問題への解答
 救いは主によって与えられる。窮地に陥った民たちはモーセに不平不満をぶちまけた。モーセを責めても解決は得られない。しかし10節に「主に向かって叫んだ」とある。主に求めるなら、主は答えてくださる。モーセを通して恐れてはならないと民は励された。そして主はモーセに15~18節で、民はどうすれば良いか、神が何をしてくださるかを語られた。誰に聞くより、神様に解答を求めるべきである。

 

二、主による問題の解決
 事実、主は問題解決のために働き、導かれたことが記されている(1920節、2425節、26~28節)。このよう にイスラエルの民は窮地から救い出され、問題解決を得た。背後からエジプト軍の猛追を知りつつも目前の紅海に向かって前進するとは、人間的常識では考えられないことであった。しかし問題解決のために、主の語られたとおり、主を信じ、主に委ねて進んだ。その結果、驚くべき奇跡による救いを得た。人間の考えや判断に拠らず、神のことば、神の導きに従う!ここに問題解決の大切なポイントがある。

 

三、主による問題からの解放
 この経験は、今後、幾多の困難に直面するか分からない民にとって、主がともにいてくださるなら、主に従って行くなら大丈夫だ!との教訓を学んだ。主への信仰は、彼らの将来に起こり来る問題に対する不安や恐れから解放した。私たちにとっても、人生の中で起こり来る問題から救われ、主とともにあるなら何があっても大丈夫だとの信仰をもって、恐れずに平安な心で人生を送らせていただきたい。


 謙って主に求め、主を信頼し、主と共に歩む信仰生涯をたどらせていただこう。主は必ず私たちの人生を祝し、導いてくださる。