7月2日(日):礼拝メッセージ

7月2日  礼拝メモ          (T・O)
詩篇23篇         (説教) 朝比奈悦也師
「確かな人生の秘訣」

 

 詩篇23篇はダビデによって記された。彼は羊飼いから一国の王にまで上り詰めたまれに見る人生の成功者。小国イスラエルを世界中に知らしめるほどの繁栄の基礎を築き、実績を上げ、周囲の人々から認められて頂点に立った。しかし、その一方で他の人々が味わったことのないような人生の修羅場を経験した。そのダビデがこの詩篇の中で、彼の人生を確かなものにしたのは愛なる神による、と語っている。その確かな人生の根拠は愛なる神にある、ということを2~5節の中で3つ述べられている。それを学ぶ。

 

一、必要を満たすお方(2、3節)
 ①物質的、肉体的必要を満たして養ってくださった。②霊的、精神的必要を満たし、疲れ渇いた心を潤し、リフレッシュさせてくださった。③人生の岐路に立ち、悩むとき、進むべき正しい道を示し導いてくださった。

 

二、ともにおられるお方(4節)
 イスラエルのために敵国と戦いを続けている最中、妬みに駆られたサウル王に何度も命を狙われた。また悪の道に転落しそうになったときもあったが、その時も神様は守り助けてくださった。こうして打ち続く戦いと危機の中で、神様が彼とともにいてくださって、何度も守り助けられるという経験をした。

 

三、戦争の中で教え助けるお方(5節)
 ダビデは周辺諸国の難敵・強敵と戦い続けた。彼は王であるからこそ敵から最もいのちを狙われる立場にあった。そのような中でも王であるからこそ自国民のいのちを守らなければならない重大な責任を担っていた。激戦死闘の中で、神様はダビデになすべきことを教え、助け、戦いに勝利を与えてくださった。うち続く戦いの中でこれらの経験をし続けた。

 

 世の人々は、成功すればするほど、いつまでそれが続くのか、なくなりはしないかと不安がつきまとう。しかし、神様の守りと助けを経験したダビデは、6節で「私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追ってくるでしょう」と語った。愛の神によって更に大いなる恵みを与えてくださると確信することができた。そしてそれゆえ「私は、いつまでも、主の家に住まいましょう」と語っている。この神様に信頼していくならば、何があっても大丈夫!との確信をもつことができ、その通りの人生を生き抜いた。私たちも、この愛の神様を信頼し、神様に従って、確かな人生を歩ませていただこう。