2月18日(日):礼拝メッセージ

2月18日  礼拝メモ           (T・O)

  マタイ6章33節      (説教) 朝比奈悦也師

「人生を切り開く秘訣」

 

 人生は楽ではなく、厳しい。人生いつ何が起こるか分からず、時に翻弄され、おぼれてしまう。しかし聖書は、厳しい現実を生き抜き、その中でこそ本当の幸いを実感しながら生きる人生を示し、厳しい人生を切り開く秘訣を教えている。マタイ6章33節からそのことを学ぶ。

1、祈れ(人生を切り開く秘訣)

 「求めなさい」の言葉には、求め続けなさい、という意味がある。生涯を通して祈り続け、いつでもどんな時にも祈りなさい、と聖書は教える。イエス様はどんなに忙しくても、どんなに疲れていても絶えず祈られた。十字架で死に、よみがえられたイエス様は、弟子達に伝道のバトンを委ねられ、彼らがその使命を果たす力を得るために祈って聖霊を待ち望むように語られた。彼らは言われたとおり祈りに専念した。やがて宣教の先に殉教の死が待っていたのであるが、祈りによって力強く使命を全うし、生き抜いた。パウロもピリピ4:6であらゆる場合に祈るようにと教えている。

 

2、その理由(祈りが人生を切り開く)

 祈りに対して「そうすれば…すべて与えられます」応答が得られる。だから、祈れ!と教える。応答の内容は「それに加えて、これらのものすべて」である。これらのものとは31,32節の異邦人が切に求める飲食物や衣服のこと。「それ」とは「神の国とその義」を指す。神の国とは、神の主権と支配のことで、そこには嘘、誤り、偽りはない。正義と善のみ。バアルの預言者達と対決したエリヤは神を信じて祈った時大勝利を得た。また使徒達は、ユダヤの権力者達からどんなに脅され迫害され伝道を妨げられても、熱心に祈り続けることにより、大いなる成果を得、福音が拡大されていった。祈りは明確な神様の応答を得る。故に祈れ!

 

3、どのように(どう祈れば良いか)

 「神の国とその義とをまず第一に求めなさい」である。神の主権と支配、そこには神のみこころがある。私たちがまず第一に祈り求めるべきは神のみこころ。自分の願望が第一ではない。神のみこころが最善であることを信じて祈る。それが神の国とその義とを第一に求めること。神のみこころを信頼して祈ったならば委ねることである。全く予想もできない受胎告知を受けたマリヤは「おことばどおりこの身になりますように」と祈り、また十字架を前にされたイエス様は「わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください」と信じて祈られた。私たちも現実生活の中で、神様のみこころを第一に祈り求める生活を送りたい。

 

 人生を切り開く秘訣は祈り。祈りは私たちに最善の応答をもたらす。あらゆることに神のみこころが第一になるように祈り進むなら、必ず人生は切り開かれていく。