7月15日 礼拝メモ (T・O)
Ⅰペテロ4章1~11節 (説教) 朝比奈悦也師
「みこころに生きる」
イエス様の弟子ペテロによって記されたこのペテロの手紙。宛先は諸地方に離散したクリスチャンたちに宛てて記されたものであるが、同時に主を信じる私たちにも神様はこの手紙を通して教えておられる。4章2節のみことばは、クリスチャンは信仰を持つ前は自分の欲望のままに生きていたが、キリストを信じてからは神のみこころに生きるように新しくされた者である、と教えている。そこで今朝は、神のみこころに生きるとはどのような生涯を送ることなのかを学ぶ。
1、愛する生活「互いに熱心に愛し合いなさい」(8節)
私たちにとって最も大切なものは愛。夫婦間に、親子間に、家族間に、周囲の人々との間に、愛がなければ幸せはない。愛は、明るく豊であたたかい希望に満ちた人生にしていく。年を重ね、できていたことがどんどんできなくなり、仕事が、健康が、様々なものが取り去られていくとき、そんな中でも失われることのないのが愛。愛はあたたかく豊に潤し包む。神のみこころに生きる者は愛を追い求めて生きる。
2、仕える生活「互いにもてなし合い、互いに仕え合いなさい」(9,10節)
自己中心の愛は、相手を支配しようとするが、神のみこころに生きるとき、支配しようとはせず、仕えようとする。イエス様は仕えられるべきお方であられるのに、仕えられるためではなく仕えるために来たとお語りになり、弱い貧しい社会からのけ者にされている人々に寄り添い、惜しまずに犠牲を払われた。最も象徴的なこととして、弟子たちの足をひとりひとり洗われた。仕えるところには愛の絆が生まれる。
3、奉仕する生活「…奉仕しなさい。…神があがめられるため」(11節)
神様に仕えることは奉仕となって現れる。神様に仕え、奉仕するとき、神様の栄光が現わされる。その奉仕をする力は、「奉仕をするのであれば、神が備えてくださる力によって、相応しく奉仕しなさい」である。自分の考え、頑張りではなく、神さまの備えてくださる愛の力、聖霊の力と知恵によって奉仕させていただくのである。
神のみこころに生きることを更に教えていただき、相手を愛する生活、仕える生活、神をあがめ奉仕する生活をさせていただくお互いでありたい。