8月26日(日):礼拝メッセージ

8月26日  礼拝メモ           (T・O)

   詩篇23篇1~6節     (説教) 朝比奈悦也師

「何一つ乏しいことは」

 

 詩篇は150篇中73篇が、ダビデ自身の作またはダビデのために作られたものであり、その中でも詩篇全体の中でも最も親しまれているのが23篇である。この23篇のわずか6節の中にダビデの信仰生涯が簡潔明瞭に表され、聖書が示す健全な信仰に生きたダビデの姿が描かれている。この箇所から私たちがもつべき健全な聖書的信仰について学ぶ。

 

1、信仰の確信(1節)

 「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。」ということばは、どんなに弱く貧しい者であっても揺るがない最強の人生を送ることができる、という確信を語っている。主が羊飼いとなっていてくださるので、どんなに弱い羊であっても、何が起ころうとも大丈夫だ!と。ダビデは日々現実生活の中でいのちの危険にさらされるような修羅場を生き抜いた。厳しい現実の中で自らの弱さ、貧しさ、未熟さ、無力さを思い知らされたが、主がダビデの羊飼いとなってくださる信仰生涯を生き通したとき、確信した通りの祝福された生涯を全うすることができた(I歴代29:28にあるように)。

 

2、確信の根拠(2~5節)

 ダビデは現実生活の中で、神様が日々物質的必要を満たし、精神的霊的力を与えて生かし、歩むべき正しい道を歩ませてくださるお方である、ということを体験した。自分にとって必要とするものを備え、与えてくださるのは神様以外にはいない。たとえ死を覚悟しなければならないような厳しい状況に直面しても恐れる必要はない。なぜなら神様がともにいて危険から守り、必要に応じて軌道修正してくださる。そして困難な中を乗り越えていけるよう、食事を備えて体力を強め、任職の油を注いで精神的霊的必要を満たし、助けてくださる。その結果、如何なる困難な中にあっても勝利を得ることができる、と確信することができた。確信の根拠は神様ご自身。ダビデはその通りの生涯を全うした。

 

3、信仰の決意(6節)

 ダビデは、神様が私の羊飼いとなっていてくださり、人生に勝利を与えてくださるお方であるので、自分のいのちがある限りとこしえまでも、このお方から離れることなくともに歩み続ける、と決意し告白している。

 

 ダビデがもっていた信仰の確信、信仰の根拠、信仰の決意を今一度確認し、私たちはその信仰を持てているだろうか、探っていただこう。聖書が教えている健全な信仰に立ち、この週も主に信頼して歩ませていただきたい。