9月9日 礼拝メモ (T・O)
ヘブル13章7、17節 (説教) 朝比奈悦也師
「信仰の良き指導者」
今朝は朝比奈千鶴子先生の召天10周年記念礼拝となっている。千鶴子先生は1920年5月26日シンガポールにて誕生。第2次世界大戦終了の翌年1946年に朝比奈寛先生とご結婚。伝法の地で本格的な伝道活動を開始。以来62年間にわたってご奉仕され、その間に伝法教会は大きな成長を果たした。今から10年前の2008年9月13日に召天された。
ヘブル書13章7と17節から学ぶ。
良き指導者の姿について3つのことが記されている。
1、信仰の指導者は神の言葉を語る(7節a)
2、信仰の指導者は魂のために神に弁明する(17節b)
3、信仰の指導者は魂のために見張りをする(17節c)
千鶴子先生は正にそのような指導者としての御生涯を歩まれた。何を語るにも終始一貫おことばを土台にして話され、みことばを真っ直ぐに語られた。みことばを語り教えると共に、信徒の信仰のために親身になって身を粉にして労された。主のご用となれば何はさておき、最優先に果たされた。私たちにも「主の用なり」のお声がかかったならば、神第一にするようにと指導された。また、教会の母と慕われるほどに信徒の家庭や仕事のために事細かに指導してくださった。中でも最も力を入れられたのは、信徒の信仰を養い、信仰を守ることであった。
信仰の良き指導者のもとにある信徒はどうあるべきか。同じく3つのことが記されている。
1、神のみことばをあなたがたに話した指導者たちのことを思い出しなさい(7節a)
2、彼らの生活の結末をよく見て(7節b)
3、その信仰にならいなさい(7節c)
指導してくださった指導者を思い、語られたことを思い出す。そして指導者がどのように生きたかをよく見て、その信仰にならうこと。信仰にならうとは、17節にあるように、指導者が語り教えてくださったことに聞き従うこと。
今年で朝比奈寛先生が召されて14年、千鶴子先生が10年。伝法教会にとっての信仰の良き指導者として私たちに神のことばを語り、教え続けてくださった先生方を思い、その生き様を振り返り見て、その信仰の姿勢にならい従わせていただくひとりひとりでありたい。今後の伝法教会のあり様は、私たちのあり方にかかってくることを思うとき、正しい信仰の教えを継承していくお互いでなければならない。