9月16日 礼拝メモ (T・O)
ヤコブ1章21~27節 (説教) 朝比奈悦也師
「みことばと信仰生活」
21節に「みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます」とある。私たちはみことばを通して神様の教えを知り、理解し、信じて救われた。その後も救われた者として日々おことばに教えられて生活し、救いの生涯を全うする。そういう意味で「救う」ということばが使われている。みことばは信仰生活を保つ非常に大切なもの。今朝はみことばと信仰生活について学ぶ。
1、みことばへの正しい姿勢
①聞くこと。「みことばを行う人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけません」(22節)。またローマ11:11に「信仰は聞くことから始まります。聞くことは、キリストについてのこと ばを通して実現するのです」ともある。信仰はみこ とば抜きには成り立たない。
②受け入れること。「心に植え付けられたみことばを素直に受け入れなさい」(21節)。聞いたみことばを正しく理解し、受け入れる。
③行うこと。「みことばを行う人になりなさい」(22節)。聞いて理解したことを受け入れ、それを行う。
2、正しい姿勢の崩壊
わざわざ「聞きなさい」「受け入れなさい」「行いなさい」と勧められているのは、みことばへの正しい姿勢が崩れることがあるため。その姿勢が崩れると、みことばから離れ、みことばを忘れてしまう(23,24節)。そうなると、みことばの価値を見いだせず、世の単なることばと同じになってしまい、集会出席からも遠ざかり、忘れ去り、悪循環に陥ってしまう。警戒したい。
3、正しい姿勢の確保
みことばに対する正しい姿勢を保っている人は、そこから離れないようにし、みことばを心に蓄えようとする。「自由をもたらす完全な律法を一心に見つめて、そこから離れない人は、すぐに忘れる聞き手にはならず、実際に行う人になります。こういう人は、その行いによって祝福されます」(25節)。みことばに対して正しい姿勢をとり続けていくとき、たましいの救いを頂戴すると共に、日々の生活の中であらゆることに祝福を受ける。みことばは、日々私たちを励まし、力と勇気を与えて立ち上がらせ、歩むべき正しい道へと導く。また、誘惑が来ても、イエス様がされたように、みことばによって勝利することができる(エペソ6:11,17節)。そして死を乗り越えた永遠のいのちが、みことばによって私たちに約束されている。
神のみことばを聞き、みことばを受け入れ、みことばに従って進み行くお互いでありたい。