10月14日(日):礼拝メッセージ

10月14日  礼拝メモ           (T・O)

 ヨハネ3章1~21節    (説教) 朝比奈悦也師

「信仰による刷新」

 

 今日の聖書箇所に出てくるニコデモという人は、ユダヤ教のパリサイ派に属し、ユダヤ議会の議員でもあり、当時の有力者であった。そのニコデモがイエス様のところに来て質問し、語り合っていることが記されている。彼はイエス様から、人は新しく生まれなければ神の国に入ることができない、と聞いた。ユダヤ教の信者であり、律法に精通していたが、新しく生まれる、という意味が理解できなかった。キリスト教は救いの宗教であり、この救いは人を新しく生まれ変わらせる。私たちはイエス様を信じて救われ、新しく生まれ変わったのであるが、新しく生まれ変わるとはどういうことなのかを学び、自らの信仰の吟味の時としたい。

 

新しく生まれ変わるとは、

1、自分自身の刷新

 自分自身の刷新とは、18節にあるように、イエス様を信じない者から信じる者に変えられること。それはまた20,21節では、光の方に来なかった者が光の方に来るようになること、と記されている。光とは、世の光であるイエス様のことを指す。イエス様に無関心で信じようとしなかった者が、心を開いてイエス様を信じ受け入れ、イエス様と共に歩む者に変えられることである。

 

2、生活の刷新

 生活の刷新とは、自分中心の生活から神中心の生活に変えられること。悪を行う生活から真理を行う生活に変えられること(20,21節)。様々な罪の生活から愛のある生活、人の祝福を祈る者に変えられる。生き方が変えられるだけではなく運命までも変えられていく。

 

3、運命の刷新

 運命の刷新とは、裁かれる存在から裁かれない者に変えられ、永遠のいのちを持つ者と変えられること。永遠のいのちを持つ者とされた喜び、救われた喜びの人生へと変えられる。たとえ人生の様々な困難や試練が襲ってきても、「わが恵み汝に足れり」と告白することができる者に変えられる。やがて死の現実が迫ってきても、永遠のいのちの約束を握り、平安と希望をもって受け止める者と変えられる。

 

 このように自分自身が刷新され、生活が刷新され、運命までも刷新されたのは、イエス様に対する信仰によったのである。この刷新は、イエス様に対する信仰以外には得られない。私たちにとって最も大切なものはこの信仰である。何があっても信仰を失うことなくイエス様を信じ、刷新された生涯を最後まで全うさせていただこう。