1月13日(日):礼拝メッセージ

1月13日  礼拝メモ                                 (T・O)

 エペソ4章      (説教) 朝比奈悦也師 

「キリスト教会の特色」

 

 教会総会の月、この年も教会について学ぶ。今朝はエペソ人への手紙から、神様がパウロを通して教会について教えておられる3つの特色を学ぶ。

 

1、多様性

 2:19~22では、ユダヤ人も異邦人もキリストにあるなら神の家族であると語られている。そしてキリストを信じる者の集まりである教会には、ユダヤ人も異邦人も様々な人が存在する。最初、主の弟子たちが同胞のユダヤ人にキリストを宣べ伝えて、信じた人々が教会に加えられていった。更にパウロ達はユダヤ人だけではなく異邦人にも伝道を拡大し、救われる人々が多く興された。ユダヤ教では割礼を受けなければ救われないと教えていたが、使徒15章にあるようにエルサレム会議(紀元48年)が開かれ、だれでもキリストを信じ受け入れるなら救われる、割礼を受けない異邦人もキリストを信じるだけで救われることが確認できた。キリストを信じる人々の集まりである教会には多種多様の民族、国籍の人々がおり、教会には様々な責任ある立場の人々も(4:11~13)、更には社会的立場や性別、年齢、職業、性格、好み等々、あらゆる違いがある人々で構成されている。多様性があるのが教会。

 

2、多様性の中の一致

 教会は多様性で満ちているが、「平和の絆で結ばれて、御霊による一致を熱心に保ちなさい」(4:8)と勧められている。多様性のゆえに摩擦や争い、衝突、排除といった動きを生じさせる危険性がある。しかし様々な違いがあっても、「召しの望みは一つ、からだは一つ、御霊は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ」(4:45)、これら大切な一致点をしっかり押さえ、お互いが協力し、協調して一致するとき、各々の持てる力を生かし、大きな力となって教会を建て上げ、教会を成長させていくことができる(4:15,16)。

 

3、信仰による一致

 一致の土台は「キリストご自身」(11,13,16節)であり、「御霊による一致」(3節)である。決して変わることのないキリストに、不変不動の聖書のおことばに信仰の土台を置くことによって教会は一致し、迫害の中も問題課題の中をも力強く乗り越え、今を迎えることができている。今日までの教会の歴史は信仰による一致の力強さを証ししている。

 

 私たちもキリストに根ざし、聖書に立脚した信仰を持って一致し、お互いの持てる力を教会の中で生き生きと発揮しながら、主の栄光を拝する一年を送りたい。