1月20日 礼拝メモ (T・O)
エペソ4章11〜16節 (説教) 朝比奈悦也師
「教会を建て上げる」
先週は教会の3つの特色について学んだ。それは、教会に集う人々には多様性があり、その教会が組織として成り立つためには一致が必要である。そして一致するためにはイエス・キリストを信じる信仰が土台であるということを学んだ。今朝は、教会とは成長し、建て上げられる組織(12,15,16節)であり、そのための3つの必要なものについて学ぶ。
1、人材
ある人たち(11節)、聖徒たち(12節)とあるように、教会には神様によって選ばれた人々、人材が存在する。教会が成長するためにはこの人材を獲得することが求められる。今日までの教会の伝道の歴史は、困難と戦いの歴史で、どんなにいのちの危険にさらされても決して諦めずに福音を伝え続けてきた。その結果、救われた人々によって教会の働きが継続され、建て上げられ続けてきた。人材確保のためにも伝道は必要不可欠。
2、役割
11節に、使徒、預言者、伝道者、牧師、教師、とあり、教会にはそれぞれの必要に応じた役割を果たす人材が必要である。主は教会にそのような人材をお立てになった。私たちも教会の一員とされているが、教会の中の必要に応じた奉仕に従事することは決して楽なものではない。しかし委ねられた奉仕を果たし続けていく中で必要な能力が身についていく。そして互いにそれぞれが仕えていくとき、主はそれを用いて働きを進めてくださる。
3、統治(ガバナンス)
キリストが必要な人材を立てて働かれ(12節)、キリストが教会のかしらであり、礎である(15,16節)。教会はその最高責任者であるキリストの教えに従って成り立たなければならない。このあり方が守られるようにするのがガバナンスであり、これが崩れると教会組織は保たれなくなる。ガバナンスは組織にとって最も大切なこと。クリスチャンひとりひとりが神様の前に敬虔な信仰を持って歩むときにのみこれが保たれる。
どのような困難な中にあっても建て上げられ成長する教会であるために、①伝道に励み人材が加えられ、②信仰に生かされ訓練されて喜んで役割を果たす者となり、③神の前に真実な信仰生活を歩み続ける。この3つがなくてはならない。これらが整えられ、守られていくとき、私たちの教会も建て上げられ成長していく。このことを深くとらえ、この一年、実践させていただこう。