2月24日 礼拝メモ (T・O)
ヨハネ11章1~45節 (説教) 朝比奈悦也師
「あなたは信じますか」
この箇所の内容は、イエス様と親しい関係にあったマルタとマリヤの兄弟ラザロが死に至る病にかかり、イエス様に癒してもらえるよう助けを求めたが、イエス様が到着された時には既に死んで墓に葬られ4日も経過。そのような中からラザロはよみがえらせられた。イエス様はラザロのよみがえりを通して、生ける信仰とは実際生活の中でどのように働かせるものかを教えておられる。
1、最悪の時にも尚信じる信仰
マルタとマリヤの信仰は敬虔で熱心な信仰であったことが、十字架を前にしておられるイエス様のためにマリヤが自分の結婚式のために蓄えていたものであろう高価な香油を惜しみなく注ぐという行為の中に現れている。ところがラザロがもう死んでしまったとなれば、イエス様でさえどうすることもできないと思ってしまっていた。そこでイエス様はラザロをよみがえらせることによって、イエス様を信じる信仰とはどのような状況の中にあっても決して信じる者に失望を与えるお方ではないことを教えられた。
2、最悪の時にも神に従いベストを尽くす信仰
どうしようもない最悪の中にあって、諦めて何もしなくなったのではなく、最悪の中でも尚信じ従うように励まされた。そしてイエス様から「石を取りのけなさい」と言われたそのことば通りに従った。イエス様のおっしゃることはいつもベストのことであるから。姉妹達はそのイエス様を信頼し、おことば通りに従って実行したのである。
3、最悪の時にもベストを刈り取る信仰
ラザロの病の癒やしを願ったが叶わず、死んでしまい、最悪の状況に陥った。しかしその絶望の中からラザロがよみがえるという最高の祝福を刈り取ることができた。神様は私たちが考えるより、願うよりはるかに素晴らしい刈り取りをさせてくださるお方である。アブラハムにイサクを献げるように と言われたとき、処女マリヤの救い主の受胎・誕生という出来事を通しても、最悪の状態から驚くような素晴らしい祝福の刈り取りをさせてくださったのかを見ることができる。
順調な時も、どんなに最悪な状態であろうとも、常に主に信頼し、主に従い、ベストを尽くす信仰をもって進む時、「信じるなら神の栄光を見る」とのベストの刈り取りが約束されている。この年も、そして生涯にわたって、生ける信仰をもって歩むお互いでありたい。