5月19日(日):礼拝メッセージ

5月19日 礼拝メモ         

 ヨハネの福音書21章1~8節 (説教)朝比奈悦也牧師

「岸辺に立たれたイエス」

 

 イエスさまの弟子達は、イエスさまから十字架の事を聞かされた時、それを信じ受け入れませんでした。イエスさまから選び出され、イエスさまと身近に生活し、教えられ、導かれ続けた弟子達でしたが、十字架を信じませんでした。そして十字架を実際に前にした時、彼らは逃げていきました。イエス様はおっしゃられたように、事実として、十字架でいのちを犠牲にされました。そして三日目によみがえられました。しかし弟子達は、主の復活も信じられませんでした。これはクリスチャンにとっては、他人事ではなく、不信仰に陥ることをいつでも警戒しなければいけません。しかしイエスさまは、何度でも回復するように、弟子達に、また私たちにふれ続けてくださるお方でもあります。よみがえりの姿を何度も現わして岸辺に立ってくださったイエスさまが具体的にしてくださったことを見させていただきます。

 

1、見ておられる主 

 漁に出た弟子達でありましたが、その日は、不漁でありました。肉体的、精神的、霊的に不調の状態であった弟子達を、岸辺に立たれたイエスさまは見ておられました。そして優しく、「子どもたちよ。食べる魚がありませんね。」(5節)と言われました。見て、実情を分かってくださるイエスさまです。

 

2、語られる主

 イエスさまは弟子達に言われます。「舟の右側に網を打ちなさい。そうすれば捕れます。」(6節)イエスさまは、語られ教えられ、導かれるお方であります。当教会のK兄は64年の生涯を終えて、今年3月31日に天に召されました。末期のガンにあられた愛兄の状況を、私は彼に伝える立場に立ちました。聞くも地獄、伝えるも地獄であります。伝えるということは、とても難しいことであります。舟の右側に網を打つというのは、プロの世界では常識に反するような事でしたが、イエスさまはそれでも弟子達に伝えられ、語られました。

 

3、与えられる主

 「そこで、彼らは網を打った。すると、おびただしい数の魚のために、もはや彼らには網を引き上げることができなかった。」(6節)最高の恵みが与えられています。それは弟子達が、「主だ!」と信仰が与えられた事です。

 

 私たちも、私たちを見てふれて語ってくださる主のことばに、信仰をもって従い、最高の恵を得る生涯をおくらせて頂くお互いお互いであらせて頂きましょう。