6月30日(日):礼拝メッセージ

6月30日 礼拝メモ          

 使徒の働き17章1~3、10~12節(説教)朝比奈悦也牧師

「聖書と教会・信仰者」

 

 クリスチャンにとって聖書は信仰の土台です。聖書がどのような書物であるかは、聖書自らが旧約、新約を通して語っています。それは、神さまが私達に与えた掟、教えであります。旧約においては律法、新約においては、神の霊感によって書かれた掟であると記されています。この聖書に対して、初代の教会がどのように取り組んだか、そして今日に至るまでの歴史において、人々はどう聖書に取り組んできたでしょうか。そこには、3つの大切な取り組み方があることが記されています。下半期に向かう私達が、この取り組みを崩さないようにさせて頂きたく、今朝は学ばせていただきます。

 

1、初代の教会の聖書の取り組み方

 初代の教会がどのように聖書に取り組んでいたかを最初に見たいと思います。テサロニケの会堂でパウロやシラス、人々は、会堂で聖書を①読み、②学び、実際生活に③用いた(実践した)、ことが書かれています。(2、3節)また、ベレアの人々も聖書を受け入れ、学んで用いている事が書かれています。(10~12節)

 

2、今日までの人類の聖書の取り組み方

 聖書は今日まで学ばれ続けている書物です。多くの有名な大学で専門的に学ばれています。言語学、考古学、文化人類学、哲学、倫理学、道徳学、さらに政治や経済、律法、法律、建築学の分野からも研究され続けています。また教会にとどまらず、医療の分野において聖書のスピリットが生かされ、様々な福祉、医療制度が充実を見てきました。教育の分野にも、近代政治の幕開けと言われた奴隷制度の廃止、産業革命、その他、文化、芸術においても聖書があらゆるところに影響を与え続けています。人類の偉業と言われたアポロ計画でも聖書が月に持って行かれました。アメリカ大統領が就任する時は、聖書に手を置いて宣誓がなされます。日曜日が休みということも聖書からきています。聖書は①読まれ続け、②学ばれ続け、③用いられ続け、てきたというのが人類の歴史です。初代の教会、また歴史においての聖書の取り組み方を見てきました。

 

私達もこの聖書に対する基本姿勢を崩してはいけません。どの本を読むに勝って聖書を読み、各集会に出席して、また教会学校やみちの光を通して聖書を学び、そしてそこで学んだ事を実践していきましょう。下半期もみなが心合わせて聖書を体験しながら進み行かせて頂きましょう。