7月14日(日):礼拝メッセージ

7月14日礼拝メモ         

   ヨハネの福音書21章1~8節 (説教)朝比奈悦也牧師

「弟子たちの三つの出会い」

 

 過ぐる5月19日には、同じ聖書の箇所から「岸辺に立たれたイエスさま」について学びました。イエスさまは、見ておられ、語られ、与えなさる御方であります。私達は信仰生活の中でこの事を味わいつつ過ごさせていただきましょう。今朝は、弟子達の姿に視点を移して学ばせていただきます。弟子達は3つの出会いをしましたが、それは、これから後の弟子達の生涯を決定する事でした。

 

1、危機との出会い

 弟子達は小舟で漁に出ましたが、何も捕れませんでした(3節)。漁と言う職業は重労働であり、命の危険もあります。前章から読みますと、イエスさまが十字架にかかって死なれた後で、弟子達は窮地の中にあった時でもありました。私達の人生にも、危機と言われる事が起こります。仕事や家庭において、その他さまざまと人生の危機に出会います。

 

2、主との出会い

 弟子達は、漁をした後、夜が明けはじめたころ、イエス様と出会いました(4、5節)。イエスさまは優しく弟子達に語り掛け、そして、「舟の右側に網を打ちなさい。そうすれば捕れます。」(6節)と言われます。弟子達はそれに従いました。イエス様を第一に、その声に従う事、「主なり」という弟子達の言葉は、それを意味しています。「キリストには代えられません」という賛美歌があります。この世の何ものにも代えられないキリストという意味が分かるでしょうか。いざとなったらキリスト以外のものになってはいないでしょうか。注意して私達は主との出会いに立たせて頂きましょう。

 

3、勝利との出会い

   弟子達は、イエス様の言う通りにした時に、おびただしい数の魚を獲ることができました。失望の中にいた弟子達が、イエス様と出会い、癒やされ、喜びと感謝があふれ、希望と平安、確信に満たされた事を見ることができます。これが勝利との出会いです。勝利者の道を辿る上で必要な事を経験した弟子達でありました。

 

 聖書は、そのことを記している書物です。イスラエルの歴史、教会の歴史は、危機の連続でしたが、その中で神さまとの出会いがあり、勝利の道を辿っている事を見るのであります。死という最後の現実の時でさえも、平安という勝利の道の中を歩むことができます。その為に必要な事は信仰です。「世に勝つ勝利は、我らの信仰なり。」