8月25日礼拝メモ
ヨハネの福音書15章16、17節 （説教）朝比奈悦也牧師
「最も価値ある存在」
自分自身を正しく知り、理解すること、また弁えることは、その人の人生を決めるほど大切な事です。クリスチャンもまた、クリスチャンである事がどういう事かを弁える事がそのクリスチャンの人生を決めます。聖書は、「選び」について書いてある書物ですが、神の民の選び、イスラエル人の選民思想は、彼らの歩みを支え続けました。そして新約聖書に入ると、イエス様は同じように、「あなたがたは選ばれた存在である。」という事を教えています。このクリスチャンの選びについて三つの点から学びます。
１、主によって選ばれたクリスチャン
クリスチャンは、「主」によって選ばれた存在です。どの学校、会社によって選ばれるかで、その人の価値は決まるように、誰によって選ばれるかはその人の価値を決めるものです。聖書は、主によって私たちクリスチャンは選ばれた事を教えています。これは、選ばれていない人を見下す為ではありません。ですが、主、神様によって選ばれたという自覚を私たちクリスチャンは正しく持たなければいけません。
２、主の犠牲と代価によって選ばれたクリスチャン
私たちクリスチャンが選ばれるために、イエスさまの命(犠牲と代価）が支払われました。主はいのちをささげて、クリスチャンが選ばれる事の価値を教えなさったのです。最も尊い主の命によって私たちは選ばれたのです。主の犠牲と代価によって選ばれた事を忘れてはいけません。
３、主の働きのために選ばれたクリスチャン
どのような働きをするかでその人の価値が決まるように、クリスチャンもその働き（救いの実）を残すことで価値が決まります。クリスチャンは、まだ救いを体験していない人にその事を紹介し、証しし、提供するのです。「あなたがたは私のしもべ。全世界に出て行って救いを伝えなさい。」とイエス様が弟子達、クリスチャンたちに語った言葉は、救いの働きです。この世の中で最も価値ある働きです。人々にとってこれ以上ない価値ある事だからです。死に対する勝利、永遠のいのちを提供する救いの働きです。
私たちクリスチャンは、最も価値ある存在です。そしてクリスチャンとして正しい自覚と信仰をもって歩むと、互いに愛し合う事をします(17節)。イエスさまが教えられた通りです。私たちは選ばれた者の自覚と愛に生きる歩みをしていきましょう。