9月1日(日):礼拝メッセージ

9月1日礼拝メモ          

   ルカの福音書19章1~10節 (説教)朝比奈悦也牧師

「人生の友・親友・戦友」

 

 友達という存在は非常に尊い存在です。友達がいるかいないかで人生や生活に大きな影響を与えます。そして誰を友達にするかはもっと大事な事です。なぜなら友達によって人生を破壊する人がいるからです。ザアカイは「人生の友、親友、戦友」と言われる方と出会いました。

 

1、不幸な人生

 ザアカイは不幸な人生を送っていました。世の人々から見たら、成功者(努力、能力、行動力を備えた人物)でありました(2,3,4節)。しかし一方で、取税人という仕事は、当時のイスラエル人にとって、税をローマ帝国に納める売国奴の職のように忌み嫌われていました。それでザアカイは、仕事や地位を持っていましたが、友達はできず孤独で不幸な人生を送っていました。

 

2、イエス・キリストとの出会い

 ザアカイは、当時、とても有名であったイエス・キリストに出会いました。そしてイエス様は、なんとザアカイのところに来てくださって、場所を共にし、時を共にし、分かち合ってくださったのです(5節)。ザアカイは、この時、イエス様が「友」であり、自分の心の奥底を分かって共感してくださる「親友」であり、命がけで戦ってくださる「戦友」である事を悟りました。ザアカイは、そのような存在を見いだす事が出来ました。私達も、「人生の友、親友、戦友」がいるでしょうか。

 

3、真の幸いな人生

 ザアカイは、イエス様に出会い、孤独でやるせない人生を送っていたのが、全く変わったのです。喜びと希望と感謝と満足と潤いに満たされたのです.それはザアカイ自身が変わったからです。世の人から奪い取るような仕事をしていたザアカイが、世の人にお返しし、たとえ人々に嫌がられても、幸せを提供するような人物と変えられたのです(7、8節)。

 

 聖書が教える真の幸いな人生とは、周りの人々に幸せを与える者に変えられる事です。クリスチャンは、それを体験した人々です。たとえ世に背を向けられても、イエス・キリストご自身が、友となり、親友となり、戦友となってくださる事を体験して、愛に生きるようになるのです。周りの人たちに対して、イエス様と同じように友、親友、戦友となるからです。人生の大転換です。ザアカイはイエス・キリストを信頼する信仰を持った事でこの人生の大転換を迎えました。他人事ではなく、イエスさまを信じて歩み出しましょう(9,10節)。