9月15日(日):礼拝メッセージ

9月15日礼拝メモ

 サムエル記第一17章 (説教)朝比奈悦也牧師

「勝利の秘訣」

 

 今から約三千年ほど前の王国時代に、イスラエルとペリシテとの戦いがあり、特に代表戦士をかけた戦いがなされていた事が書かれている箇所です。その戦いにおいて、ダビデは劇的な勝利をしました。ダビデはこの戦いに勝利し、その後も戦いに勝利して、サウル王に継ぐ第二代目の王となりました。このゴリヤテとの戦いは、人生を決定するほどの重要な勝利でしたが、一体、その勝利の秘訣は何だったのでしょうか。私たちの人生にも必要な勝利の秘訣を今朝は学びます。

 

1、戦うダビデ

 ペリシテ人の代表戦士であったゴリヤテという人物は、身長が高く、勇猛果敢な百戦錬磨の戦士でした。一方、イスラエルのダビデは、羊飼いで少年でした。戦いの勝敗は誰の目にも明らかでした。サウル王と全イスラエルは、ゴリヤテを見て、非常に恐れました。しかしその中で、ダビデは自分が戦う事を彼らに告げました。(32節)私たちもまた、厳しい現状を前にした時、恐れ逃げようとします。ですが、戦う姿勢を失うと敗北です。戦うことが必要です。

 

2、神とともに戦ったダビデ

 戦いに必要な武具、武器をサウル王から提供されたダビデでしたが、彼はそれを必要としませんでした。ダビデは、信仰のゆえに、神とともに戦うことをサウル王に告げました。自分の能力や実績ではなく、信仰をもって、神とともに戦うダビデは、希望と確信、勇気と大胆さ、積極さをもって戦いにでました。そこに勝利ははっきりと示されていました。この後のイスラエルの歴史、教会の歴史も同じであります。

 

3、神のもとで戦ったダビデ

 ダビデは、神のもとで戦いました。それは、神様を指揮官とし、自らを兵卒として戦うという戦いでした。普段の生活において、ダビデは羊飼いとして、獅子や熊から石や石投げで羊を守っていましたが、彼の心にいつも、神様が守ってくださると信じた信仰がありました。ダビデは、主の支え、守り、助けを信じ、普段から主のもとで戦っていました。そして、信仰生活を忠実に続けるという中で、ダビデはこの大きな戦いに臨みました。戦う為には、信仰生活を継続して身についた神のもとで戦う事が勝利の秘訣です。大切な事は、敬虔な信仰の歩みです。

 

 私たちも、この勝利の歩みを今週も継続させていただきましょう。