9月22日(日):礼拝メッセージ

9月22日礼拝メモ

 コリント人への手紙Ⅰ 16章13~14節 (説教)朝比奈悦也牧師

「聖書が示す信仰生活」

 

 使徒パウロが第3回伝道旅行をした折に、エペソの地に2年3ヶ月滞在している期間にコリントの教会へ書かれた手紙と言われています。紀元55年頃、コリントは、アテネから少し離れた所にありますが、政治的、経済的に繁栄しました。そして教会には、多くの人々が集まり、規模が大きくなっていきましたが、問題も多く起こりました。特に教会内にグループが出来るようになり、そこでいさかいが起こるようになったのです。それは裁判沙汰になるほどでした。また、不道徳やその地域の偶像信仰の問題も起こりました。人間の罪がそこにあります。これらの教会の問題に対して、パウロは、聖書が教えるキリスト教信仰について示しています。今朝の箇所から、4つの点で見させていただきたいと思います。

 

1、目を覚ましている信仰生活

 目を覚ましている信仰生活とは、神様に目を向け、計算に入れてから物事を見る事です。自然を見る時、まずこれらを創造なさった方に心を留めること、厳しい現実の問題の前に、神様に心を留める事などです。まず神様に目を向け、計算に入れて他の事を見るとすべての事が相働きて益となることが分かるようになります。死という現実に対しても正しく心を整える事ができます。

 

2、堅く信仰に立つ信仰生活

 堅く信仰に立つ信仰生活とは、神様に密着し、ともに歩む事です。神様をはっきりととらえ、自らの生活において体験する信仰です。神様が祝福し、助け、導きを与えてくださる事を体験する事ができます。

 

3、雄々しく強くある信仰生活

 雄々しく強くある信仰生活とは、色々な問題の中で、神様とともに雄々しく強く立ち向かって行く信仰です。少年ダビデが、ゴリヤテと戦った時、ダビデは主とともに戦いました。その信仰を持つ歩みです。 

 

4、愛をもって歩む信仰生活

 愛をもって歩む信仰生活とは、神様の愛に生きる生涯です。それは、世が示す自己中心的な愛ではなく、神様を中心としたイエス・キリスト様が実際に私たちに示してくださった十字架の愛を行う信仰生活です。どうにもならないと思えるほど絶望する時にも、立ち上がらせる愛、また、他の人々に分かち合える愛です。

 

 聖書が示す信仰生活を理屈ではなく、事実として見させて頂きました。この信仰生涯の素晴らしさを実感しながら、さらに歩みを続けさせていただきましょう。