12月29日 礼拝メモ
申命記11章11、12節 (説教)朝比奈悦也牧師
「絶えず目をとどめて」
「しかし、あなたがたが渡って行って所有しようとしている地は、山と谷の地であり、天からの雨で潤っている。そこは、あなたの神、主が求められる地で、年の初めから年の終わりまで、あなたの神、主が絶えずその上に目をとどめておられる地である。」申命記11章11,12節
イスラエルの民が、エジプトから脱出して、新しいカナンの地に入ろうとしている時に、モーセが、神様から与えられた遺言的なメッセージが記されているのがこの申命記です。その中から、この12節に記されているように、私たちが目を向けている神様が、私たちに無関心の御方ではなくして、私たちに目をかけ、気にかけられ、心を覚えていてくださる御方を知ることができます。
私たちは、この2019年もその事実の中を歩ませていただきました。今、教会の一年回顧の映写を見たように、神様からの背後の多くの恵みがあった事を忘れてはならないと思います。神様の守りがあり、助けがあり、支えがあり、慰めがあり、励ましがあり、必要なものも備えられていたことも、それぞれの生活の中でもうなずかせていただける事実でなかったかと思います。そして、御言葉のように、神様は、「絶えず」とあるように、その恵みを与えてくださいました。
私たちは、苦しい時や、なぜこんなことがと思える時に、不信仰に陥ったり、失敗するようなこともあるでしょう。しかし、それでもイエス様は、「絶えず」私たちに目を留めていてくださいます。世の人は、苦しみの中で逃げ、苦しみの中にいる人々に、目を避けるかもしれません。しかし、神様は絶えず目を留めていてくださる御方です。そして年の初めから終わりまで神様の目が私たちに留められていたのです。それゆえに今、私たちはここにあるのです。
私たちは心からの感謝を持って、この年を閉じさせていただきましょう。また、この年だけではなくして、毎年毎年、私たちの生涯を閉じる時まで、心からの感謝をもつ事ができるような信仰生活を歩ませていただきたいと思います。イエス・キリスト様を深く覚え、感謝をしながらこの年を締めくくり、新しい年に踏み出させていただきたいと思います。