12月22日(日):礼拝メッセージ

12月22日 礼拝メモ

ヨハネの福音書1章12、14~16節 (説教)朝比奈悦也牧師

「救い主イエスの誕生」

 

 ヨハネの福音書は、イエス・キリストについてユニークで独創的、不思議な形で表現しています。それは、「ことば」、「いのち」、「ひかり」また、「恵みとまこと」などです。これらの中で、「恵みとまこと」について見ますと、「恵み」は、人が幸いな人生を送る上での、物質的、精神的、霊的な祝福を意味します。そして「まこと」は、迷いや不義、罪に陥らないために、真理を意味します。イエス・キリストは「恵みとまこと」と結びついていますが、そのことを3つの点から見させていただきます。

 

1、幸いに満ちておられるイエス・キリスト

 「この方は恵みとまことに満ちておられた。」(14節)イエス・キリストは「恵みとまこと」という幸いに満ちた御方であります。

 

2、幸いを実現なさったイエス・キリスト

 「律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現したからである。」(17節)イエス・キリストは恵みとまことを実現なさった御方であります。

 

3、幸い(恵みとまこと)に私たちも生きる

  「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けた。」(16節)恵みとまことは、ある特定のエリートと言われる人たちだけが得られるものではなく、すべての人にもたらされる幸いであります。その幸いの中に生きることができるようになるのです。どんな困難や嵐のような問題の中にあっても、イエスさまの恵みとまことは消えてなくなるのではなく、その中で、光を発揮し、私たちに祝福を実感させるものです。パウロという人は、ローマ人、コリント人への手紙の中で、自分の体験を証ししています。肉体的な弱さを持っていた彼が、神様に、このことを取り去ってくださるように願いました。ですがイエス様は、そこにこそ、神様の恵みが満ち満ちていることを悟る事ができる、そのための恵みの源泉であると教えられています。パウロはその時に、「わが恵み、汝に足れり。わが力は弱きうちに全うせらるればなり。」と神様の教えなさることに心からうなずくことができたのです。

 

 私たちもイエス様の恵みとまことを体験しながら生きることができます。その条件は、神様を信じることです。(12節)私たちの本当の幸いがイエス様にある事を信じて、この年もクリスマスを心から喜びお祝いさせていただきたいと思います。