1月19日(日):礼拝メッセージ

1月19日 礼拝メモ

ネヘミヤ記8章 (説教)松尾信子牧師

「主を喜ぶことはわたしたちの力」

 

 クリスチャン医師の中村哲さんはアフガニスタンで人道支援をされていましたが、昨年末に武装勢力の銃弾に倒れ召天されました。神様の不思議な導きによって使命が与えられ困難なプロジェクトを進められていた中村医師の姿は、今朝の聖書箇所の人物ネヘミヤの姿と重なります。ネヘミヤはイスラエルの捕囚の一人でしたが、ペルシャ国で王の側近として献酌官をしていました。その時に、祖国イスラエルの悲惨な現状を知り、天の神に祈っている時に、導きを得ます。そして城壁再建の使命が与えられ、そのプロジェクトに取りかかりました。52日間で城壁修復の完成を見る事でき、その後、イスラエルの民と主への感謝をささげた時に、「主を喜ぶことは私たちの力である」と述べています。この御言葉から、私たちにとって主を喜ぶこととはどういう事なのかを具体的に見させていただきたいと思います。

 

1、主の御言葉をいただくこと

 城壁は完成しましたが、民は律法(御言葉)を聞き、その意味を説き明かす人を必要としていました。日本国では自由に聖書を手に取り、読み、自国の言葉で理解する事ができます。それは当たり前の事ではなくて、現在もその事が禁止されている地域もあります。聖書を読み、御言葉を心に握る時、それは私たちの喜びとなり、力となります。日々の生活で、また、教会の諸集会でともに御言葉を聞き、読み心に蓄えましょう。

 

2、主を礼拝すること 

イスラエルの民は、御言葉を聞いている内に心が刺され悲しみに包まれます。罪人の私たちに、主がしてくださった大きな愛に心が揺すぶられます。それは大きな感謝と賛美になり、主を礼拝する事です。

 

3、主の御言葉を分かち合うこと

  ネヘミヤは、御言葉を聞いて礼拝をささげている民に、個人の礼拝で終わるのではなく、ともに集まって食事をし、御言葉の分かち合いをするように導いています。神様がどれほど愛を示し、恵みを与えてくださっているかを分かち合い、共有していくのであります。時が満ちて、イエス・キリストは誕生され、十字架の道を歩まれ、私たちの救いを実現してくださいました。いつものようにイエス様はおっしゃいます。「今日この御言葉が実現しました。」と。

 

 主の御言葉を日々に頂き、感謝をもって主を礼拝し、恵みを分かち合うお互いでありましょう。