2月9日(日):礼拝メッセージ

2月9日 礼拝メモ

民数記13章25~33節 (説教)朝比奈悦也牧師

「約束の地カナン入場」

 

 今日お読みした箇所には、イスラエル人がエジプトの奴隷から解放されて、神様が約束してくださるカナンの地に入って行く出来事が記されていました。当時のイスラエル人にとってカナンの地とは、長年にわたって奴隷生活をしてきたところから遂に自由と安住ができる、待ちに待った事でした。希望に満ちあふれたカナンの地でしたが、その地に入る時に、神様は、信仰というものがどういうものであるかをイスラエル人に教えられました。聖書が教える信仰とはどういうものかをとらえさせていただきたいと思います。

 

1、カナン入場・その背景

 イスラエル人は、400年を越える奴隷生活をエジプトで送り、人間扱いされない非常にみじめな生活を強いられてきました。しかしそこから救い出され、40年間、荒野を旅して、遂に神様が与えてくださっている約束の地に辿り着いたのです。それは言葉では表現できない大きな喜びでした。指導者モーセは、約束の地を12人に偵察させました。その地は、乳と密が流れる豊かな土地である事が分かりましたが、同時に、その地にいた先住民はは大きくて強い事が分かりました。遣わされた人たちの中で、10人はこの地に入って行く事ができないとし、2人は、この地に入ることができると言い分裂が生じました。

 

2、カナン入場

 カナンに入る事は絶望的に見えましたが、無謀な事ではなく、積極的な勇気ある戦いで勝利を収めイスラエル人は、カナン入場を果たします。後には王国が確立します。12人中10人が反対していく中でカナンに入っていく事は大変な事でしたが、絶望的な困難の中で、おののくことなく、大胆に事を行っていく時に、勝利を得る事ができる事を見るのです。

 

3、カナン入場・それが出来た秘訣

  このカナン入場ができた理由は信仰であります。そして聖書が教える信仰は、三つのものを失わないものです。

①信仰的な視野を持ち

②信仰的決意:神様を土台とし、第一とする

③信仰的行動: 神様に従い、行動を取る事でした。

 

 世に勝つ勝利は、我らの信仰であり、信仰の善き戦いを戦う時に、神様が必ず勝利を与えてくださいます。私たちはこの年も信じて進む一年を送らせていただきましょう